応募先を調べる
転職の企業研究は何を見る?応募前に確認する7項目
企業研究は、会社の歴史を覚える作業ではありません。「どんな仕事を、誰に、どのように提供しているか」と「自分が任される仕事」をつなぐ作業です。まず15分で公開情報を確認し、分からないことだけを面接の質問に残します。
最初の15分
7項目を1行ずつ埋める
| 確認項目 | 見る場所 | 1行で残すこと |
|---|---|---|
| 事業 | 企業サイト、商品・サービスページ | 誰のどんな課題を解決しているか |
| 顧客 | 導入先、店舗、取引形態の説明 | 法人向けか個人向けか、主な利用場面 |
| 募集職種 | 求人票、採用ページ | 入社後に最初に担当する仕事 |
| 募集背景 | 求人本文、採用メッセージ | 増員、欠員、事業拡大など。記載がなければ未確認 |
| 働き方 | 求人票、しょくばらぼ | 勤務地、時間、休日、残業、在宅勤務 |
| 育成 | 研修、評価、キャリア紹介 | 入社後に学ぶ内容と評価時期 |
| 自分との接点 | 自分の職務経歴書 | 使える経験と、入社前に補うこと |
空欄があっても、推測で埋めません。「求人票に記載なし」「採用ページでは未確認」と書けば、そのまま質問候補になります。
情報は「求人票→公式サイト→公的サイト」の順で照合する
同じ会社でも、求人ごとに仕事内容や勤務地が違います。最初に応募する求人票を読み、次に企業の公式サイトで事業と採用情報を確認します。最後に、公的サイトで職場情報や職業一般の情報を補います。
求人票
今回の採用で任せる仕事、雇用形態、勤務地、給与、勤務時間を確認します。企業全体の制度と、応募求人の条件を混ぜません。
企業の公式サイト
商品、顧客、拠点、採用方針を確認します。社員紹介は一例として読み、自分の配属先にも同じ働き方が当てはまるとは決めません。
公的な情報
「しょくばらぼ」では、掲載がある企業の働き方や採用状況などを検索・比較できます。job tagでは職業ごとの仕事内容や必要なスキルを確認できます。
会社の魅力ではなく、他社との違いを一つ探す
「成長している」「社会に貢献している」だけでは、応募先を選んだ理由になりません。同じ業界の求人をもう1件開き、次のどこが違うかを比べます。
- 顧客:個人、法人、行政、社内のどこを相手にするか
- 提供方法:店舗、訪問、電話、Web、継続契約のどれか
- 担当範囲:分業か、一人で最初から最後まで持つか
- 評価:件数、品質、売上、納期、顧客対応など何を見るか
- 働く場所:本社、支店、顧客先、在宅の割合はどうか
- 入社後:研修の後、いつ・どの仕事から担当するか
違いが見つかったら、「その違いが自分の希望と合う理由」を一文で足します。これが志望動機の土台になります。
公開情報で分からないことを質問に残す
7項目の空欄は推測で埋めず、「確認した事実」と「まだ分からないこと」を分けて残します。面接で使う質問の型と具体例は、転職面接の逆質問の作り方に集約しています。オンラインで面接を受ける場合は、質問メモとは別に前日・当日の接続確認も済ませます。大切な労働条件は、口頭の回答だけで決めず、採用時の書面で確認します。
調べた内容を「事実・出典・未確認」で残す
企業研究のメモには、見つけた内容だけでなく、見たページと確認日を添えます。採用ページと求人票で表現が違う場合は、どちらかを正しいと決めつけず、対象職種・拠点・掲載日が違わないかを確認します。
書き方の例(内容は架空)
事実:求人票には「既存顧客を中心に担当」と記載。
出典:応募する求人票の仕事内容欄、自分が確認した日を記録。
未確認:新規顧客対応の有無、入社後の担当社数、引継ぎ期間。
数字や制度名を転記するときは、企業全体の説明なのか、今回の配属先に適用される条件なのかを分けます。1社15分で7項目が埋まらなくても構いません。応募可否に必要な空欄だけを先に確認し、面接前に最新の求人票と採用ページをもう一度開きます。
比較する会社が決まったら、同じ7項目を横に並べます。「A社は研修あり、B社はなし」と早合点せず、A社は対象者・期間が未確認、B社は公開情報に記載なしというように、確認できた範囲をそろえます。志望理由には、広告的な表現ではなく、仕事内容や顧客など自分で確認した違いを使ってください。
企業と職業を調べる公的な確認先
確認日:2026年8月13日