応募前の条件確認
求人票の見方|仕事内容・給与・休日・試用期間を同じ順番で比べる
求人票は、目立つ月給や休日数だけを見ると比較を誤ります。仕事内容から試用期間まで同じ順番で転記し、空欄と幅のある表現に印を付けてください。応募するかは、その後で決めます。
7項目の確認表
求人ごとに同じ欄を埋める
| 項目 | 転記する内容 | 印を付ける表現 |
|---|---|---|
| 仕事内容 | 担当業務、顧客、使用する道具、変更の範囲 | 「その他関連業務」「会社の定める業務」 |
| 雇用期間 | 無期・有期、更新の有無と基準 | 更新上限、正社員登用の条件が不明 |
| 給与 | 基本給、手当、固定残業代、賞与、昇給 | 月給の幅が大きい、手当込み |
| 勤務時間 | 始業・終業、休憩、時間外労働、シフト | 繁忙期、変形労働時間制、裁量労働制 |
| 休日 | 休日の曜日、週休の形、有給休暇 | 「会社カレンダーによる」 |
| 勤務地 | 初任地、転勤、在宅勤務、変更の範囲 | 複数拠点、顧客先勤務 |
| 試用期間 | 期間、期間中に変わる条件 | 給与・手当・雇用形態が別 |
求人票に記載がない項目は「なし」ではなく「未確認」です。同じ表を2社分作ると、会社名や印象に引っ張られずに違いを見られます。
最初に仕事内容と変更の範囲を見る
職種名が同じでも、実際に任される業務は違います。「営業」「事務」「エンジニア」という見出しではなく、本文から一日の動きを想像できる言葉を拾います。
- 主な顧客は個人か法人か、社内か
- 新規対応と既存対応のどちらが中心か
- 自分で判断する範囲と、上司へ確認する範囲はどこか
- 外出、出張、車の運転、夜間対応はあるか
- 入社後すぐ担当する業務と、将来担当する可能性がある業務は何か
仕事内容が抽象的なら、応募前の問い合わせか面接で「最初の3か月に担当する業務」を聞くと具体化できます。経験がない業務は、研修の有無だけでなく、教える人、期間、独り立ちの基準まで分けて確認します。
給与は総額を、基本給・手当・時間外の対価に分ける
「月給30万円」だけでは内訳が分かりません。基本給、毎月固定の手当、条件を満たしたときだけ付く手当、固定残業代を分けます。固定残業代がある場合は、対象となる時間数と金額、超過分の扱いを求人票で確認します。
給与欄から転記する順番
- 基本給毎月の基礎となる金額。
- 定額の手当職務、地域、資格など。支給条件も書く。
- 固定残業代金額と対象時間を別欄にする。
- 変動するもの通勤、歩合、賞与などを月給と混ぜない。
「想定年収」は、賞与や手当の前提で変わります。現在の給与と比べるときは、毎月確実に受け取る金額と、条件によって変わる金額を分けてください。
応募前・面接・内定後で、聞くことを分ける
応募前
勤務地、応募資格、選考日程など、応募できるかに直結する項目を確認します。
面接
一日の流れ、担当範囲、研修、配属、評価など、仕事の進め方を質問します。
内定後
給与、勤務時間、休日、勤務地、試用期間など、提示された労働条件を書面で確認します。
求人票は応募先を探すための情報です。採用時に提示される労働条件と同じとは限らないため、内定後は求人票と書面を横に並べ、違う箇所を確認します。仕事内容や条件に変更があるなら、入社を返答する前に理由と適用時期を聞きます。
2件を比べるときは、条件を同じ単位へそろえる
月給と年収、年間休日と週休の表記をそのまま横に置くと、違いを誤って読みます。給与は毎月固定、条件付き、賞与・歩合に分け、勤務時間は始業・終業・休憩・所定労働時間を分けます。休日は曜日、シフト、年間日数を別々に記録します。
- 勤務地は初任地と将来の変更範囲を分けた
- 在宅勤務は利用条件と出社頻度を分けた
- 有期契約は期間、更新基準、更新上限を確認した
- 試用期間は期間だけでなく、その間に変わる条件を見た
- 「応相談」「会社規定による」を未確認のまま残した
比較後に残すのは、応募できない理由と、応募後に確認すべき空欄です。まだ分からない条件を有利・不利と評価せず、確認する時期を応募前、面接、内定後のいずれかに決めます。
掲載日や更新日も控え、応募直前にもう一度開きます。求人内容が更新されていたら、古いメモを上書きせず、変わった項目と日付を残します。選考中に募集ページが見られなくなった場合に備え、応募時の求人票は利用規約と勤務先の情報管理に従って自分の応募記録として保存します。
求人票と労働条件の公式な確認先
確認日:2026年8月13日