完成画面だけで終わらせない

Webデザイナーのポートフォリオに何を載せる?応募前の確認表

ポートフォリオでは、見た目だけでなく「誰の何を解決するために作り、自分がどこを担当し、どう確かめたか」を示します。作品数を増やす前に、一つの制作過程を説明できる形へ整えてください。

項目記載する内容避ける書き方
目的対象者、困りごと、達成したい行動「おしゃれなサイトを制作」だけ
担当調査、情報設計、UI、画像、実装など自分の範囲チーム全体の仕事を自分の成果にする
過程比較した案、選んだ理由、修正完成画面だけを並べる
確認端末、操作、文字、リンク、アクセシビリティの確認「使いやすくしました」と断定する

Webデザイナーの仕事には、新規ページの制作だけでなく、既存サイトの修正・変更もあります。架空案件でも、公開後の更新を想定し、見出しや部品のルールを残すと仕事の進め方が伝わります。

画面を作る前の判断を残す

  1. 対象者と目的を一文にする誰が、閲覧後に何をできるようにするか決めます。
  2. 必要な情報を並べる読み手の疑問順に見出しとCTAを置きます。
  3. 二つの案を比べる配置や導線を変え、採用理由を書きます。
  4. 実装・制作する使用ツール、画面サイズ、自分の担当を記録します。
  5. 確認して直す操作、表示、文章、リンクの確認結果を残します。

「色を青にした」ではなく、「主要ボタンと補助リンクを見分けられるよう、主要操作だけに同じ色を使った」のように、利用者の行動と結び付けます。実際に利用者テストをしていない場合は、「使いやすくなった」と成果を作らず、確認した条件までを書きます。

掲載する権利と同意を作品ごとに確認する

仕事や共同制作の成果物は、自分が関わったからといって自由に公開できるとは限りません。文化庁の案内では、インターネット上で公開する権利など著作権の扱いは、契約や許諾の内容によって変わります。公開前に作品ごとの契約と権利者を確認します。

  • 取引先名、案件名、画面、数値を掲載してよいか
  • 共同制作者の担当部分と、自分の担当部分を区別できるか
  • 画像、写真、イラスト、フォント、アイコンの掲載条件を満たすか
  • 人物の写真やインタビュー内容について、掲載の同意があるか
  • 管理画面、顧客情報、社内URL、アクセス情報が映っていないか
  • 契約上の守秘義務や公開前情報に触れないか

許可を確認できない案件は、そのまま掲載しません。公開できる範囲を取引先へ確認するか、固有情報を使わない別の架空課題を自分で作ります。素材を差し替えても、レイアウトや業務情報自体が非公開なら掲載できるとは限りません。

応募先に近い順で3作品まで前へ出す

作品を年代順に並べるより、求人の仕事内容に近いものを先にします。事業会社の運用担当なら更新・改善、制作会社なら複数業種への対応、ECなら商品情報と購入導線など、求人に書かれた仕事との接点を一文で示します。

  • 最初の画面で、自分の職種と担当範囲が分かる
  • 各作品を短時間で開ける
  • スマートフォンでも文章と画像を確認できる
  • リンク切れや閲覧権限エラーがない
  • 連絡先に不要な個人情報を載せていない
  • 応募先ごとに、前へ出す作品を選び直している

提出前に、採用担当者の操作で開き直す

制作に使ったアカウントからログアウトし、応募先へ送るURLを新しいブラウザ画面で開きます。自分だけに見える共有設定や、編集画面へのリンクが残っていないかを確認してください。

  1. 入口氏名または応募名、希望職種、作品一覧へ迷わず進める。
  2. 作品目的、担当範囲、制作期間、使用ツール、確認内容が同じ順番で読める。
  3. 表示スマートフォンとPCで文字切れ、横スクロール、画像の読込みを確認する。
  4. 権利公開許可、素材ライセンス、共同制作者の表記を作品単位で再確認する。
  5. 連絡応募に必要な連絡先だけを載せ、顧客・勤務先・家族の情報を含めない。

公開後に作品を差し替えた場合も、URLと権限を再確認します。応募時に見せた内容が分かるよう、提出日と作品名を自分の応募記録へ残します。

仕事内容・応募書類・権利の公式な確認先

確認日:2026年8月13日

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