IT職の基礎を確認する

基本情報技術者試験は何を学ぶ?IT職を目指す人の確認順

基本情報技術者試験は、ITを活用したサービス、システム、ソフトウェアを作る人材に必要な基本的知識と技能を対象にしています。資格名から勉強を始めず、目指す求人、現行シラバス、作る成果物の順に確認します。

IPAが示す基本情報技術者試験の対象者像は、ITを活用したサービス、製品、システム、ソフトウェアを作る人材です。企画・要件定義への参加、設計・開発、安定運用などの役割を想定しています。

試験対象の中心確認したい仕事
ITパスポートITを活用する職業人の共通的な基礎知識業務でシステムやデータを安全に使う
基本情報技術者ITサービスやシステム等を作る人材の基本的知識・技能企画、設計、開発、運用に関わる

IT企業のすべての職種に基本情報が必須という意味ではありません。営業、サポート、デザイン、開発、運用では必要な深さが違うため、応募候補の仕事内容を先に確認します。

科目Aと科目Bで確認される力を分ける

科目A

IT全般の知識を多肢選択式で確認します。試験時間90分、出題・解答60問です。

科目B

アルゴリズムとプログラミング、情報セキュリティを中心に、多肢選択式で確認します。試験時間100分、出題・解答20問です。

2026年8月13日に確認した基本情報技術者試験の現行シラバスはVer.9.2です。シラバスには、試験で求める知識・技能の幅と深さが整理されています。教材の目次だけでなく、公式シラバスとサンプル問題を基準に学習範囲を確かめてください。

求人3件から、試験範囲との接点を探す

  • 使用する言語、データベース、クラウド、開発ツール
  • 要件整理、設計、実装、テスト、運用のどこを担当するか
  • 入社時に必要な知識と、入社後に学ぶ知識
  • チーム開発で使う版管理、レビュー、課題管理
  • セキュリティや個人情報に関する確認範囲
  • 未経験者に求める制作物や学習経験

求人に書かれた固有技術と、基本情報の共通知識を分けます。たとえば求人で特定言語の実装が求められるなら、アルゴリズムの学習だけでなく、その言語で動くものを作る練習も必要です。

学習と並行して、小さな制作物を残す

  1. 課題を一文で決める誰が何を入力し、何を確認できるものかを書く。
  2. 小さく設計する画面、データ、処理、エラー時の動きを決める。
  3. 実装して試す正常な入力だけでなく、空欄や誤った値も試す。
  4. 判断を記録する選んだ方法、失敗、修正、残った課題を書く。

既存教材の完成例をそのまま写したものより、自分で要件を小さく決め、直した経緯を説明できるものが学習の証拠になります。公開する場合は、秘密情報、第三者のデータ、権利のない画像やコードを含めません。

試験合格は基礎知識・技能を確認する一つの方法であり、実務経験や採用を保証しません。資格、制作物、これまでの業務経験を、応募先の仕事内容に合わせて説明します。

一つのテーマを、知識・実装・説明に分ける

試験問題と制作物を別々に進めると、知識をどこで使ったか説明しにくくなります。たとえば在庫を記録する小さなプログラムを題材にし、同じテーマを3つの作業へ分けます。

作業行うこと残すもの
知識データ構造、アルゴリズム、認証の基本を確認参照したシラバス項目
実装追加、検索、更新、入力エラーを小さく作るコードと動作確認
説明選んだ方法、失敗、修正理由を言葉にするREADMEとテスト結果

完成機能を増やすより、入力が空の場合、重複する場合、想定外の値の場合を確認します。教材の指示どおりに作った箇所と、自分で考えて変更した箇所を分けると、面接でも担当範囲を説明できます。

求人で求める言語や開発環境が異なる場合は、この例をそのまま作品にせず、応募先に近い技術へ置き換えます。試験日程と制作期限を一つにせず、どちらも途中で確認できる単位へ分けてください。

制作物を公開しない場合も、要件、画面や入出力、テスト結果、修正理由を個人情報・秘密情報を含まない形で残せます。応募先へ見せる範囲は、使用した教材・コード・素材の利用条件を確認して決めます。

試験内容と現行シラバスの公式資料

確認日:2026年8月13日

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