問題の種類から、相談先を分ける
職場の問題・借金の返済を相談する前に
「訴える」「債務整理する」と先に決める必要はありません。起きている問題と手元の資料を整理し、その分野を扱う窓口へ相談します。
相談内容を選ぶ弁護士にも主な取扱分野があります。同じ事務所が労働問題と債務整理の両方を扱うとは限らないため、予約前に「今回の相談を受けているか」を確認してください。
相談前に残しておきたいもの
会社の端末や共有フォルダから、持ち出してはいけない情報をコピーしないでください。自分が正当に保有できる資料だけを整理します。
未払い残業代
- 雇用契約書・就業規則
- 給与明細
- 勤怠記録、業務メール、PC利用記録
- 実際に働いた日時のメモ
ハラスメント
- 日時・場所・言われた内容
- 相手と、その場にいた人
- メール・チャット・録音等
- 会社へ相談した日と回答
退職を拒まれた
- 退職を伝えた日時と方法
- 退職届の写し・送付記録
- 会社からの回答
- 有給残日数と引き継ぎ状況
会社から請求された
- 請求書・通知書
- 請求の理由と金額
- 契約書・誓約書
- 回答期限
問題に合う相談先
費用や手続きは窓口ごとに違います。緊急性、請求の有無、会社と交渉が必要かで選びます。
総合労働相談コーナー
解雇、賃下げ、いじめ・嫌がらせ、パワハラなど、どこへ相談すべきか迷う職場の問題を相談できます。
労働基準監督署など
賃金不払残業、労働時間、安全衛生など、労働基準関係法令の問題を確認したい場合の窓口です。
法テラス
利用条件に応じた法律相談や、地域の相談窓口を確認できます。対象分野、費用、予約方法を先に聞きます。
カード・ローンの返済が難しいとき
借金の相談は、残高と家計を整理してから
返済が難しくなった理由と、毎月いくらなら生活を崩さず払えるかを確認します。住宅ローン、事業資金、税金などは扱いが異なるため、相談先へ最初に伝えてください。
相談前に手元へ置くもの
- 借入先と、おおよその残高
- 毎月の返済額と引落日
- 督促状、裁判所から届いた書類
- 収入と、家賃・光熱費などの生活費
裁判所から書類が届いている場合は、記載された期限を先に確認します。
相談時に確認すること
- 今回の借入を扱っているか
- 相談料、着手金、報酬、実費
- 手続きごとの不利益と代替案
- 依頼しない場合に費用が発生するか
「必ず減額できる」「家族や勤務先に絶対知られない」といった結果は、相談前には断定できません。
日本クレジットカウンセリング協会
クレジットや消費者ローンの返済、多重債務について、電話相談とカウンセリングの案内を確認できます。
法テラス
法制度や相談窓口の案内に加え、収入・資産などの条件を満たす場合の法律相談制度を確認できます。
弁護士法人・響
任意整理、個人再生、自己破産などの相談範囲と費用表を公式ページで確認できます。依頼前に、総額と追加費用の条件を確認してください。
弁護士法人ガイア総合法律事務所
任意整理、個人再生、自己破産などの取扱いがあります。相談できる借入の種類、費用総額、分割払いの条件を確認してから依頼を決めます。
急いで退職したいとき
未払い賃金の請求や会社との交渉がある場合と、退職の意思を伝える支援だけが必要な場合では、選ぶ先が違います。